Cafe & Bar ສະບາຍດີ 店主のZRX2日記

愛車ZRX2についてあれこれ

脱・冬籠りライダー宣言! グリップヒーターの取り付け

 

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ສະບາຍດີ!(さばいでぃー!;ラオ語でこんにちは!)

 
かねてから付けたかった、

グリップヒーター

を取り付けました。
 

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目次

目的

古いグリップをはずす

DAYTONA ホットグリップ

配線

ナックルガード

まとめ

裏話

 

目的

近年、寒い冬の日はバイクに乗らなくなってしまった店主。しかし、ここ最近の愛車のカスタムのおかげで、バイクに乗るのがまた楽しくなりました。寒い日も天気がいいのなら、ぜひ乗っていたい。そんな夢をかなえてくれる便利なグッズ、グリップヒーターを取り付けることにしました。

 

古いグリップをはずす

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当然ですが、先ずは古いグリップを外さなければなりません。ネットで調べてみると、どうやら2つの壁が立ちはだかるようです。

 

壁1 バーエンドのネジを外す

壁2 スロットル側のグリップの交換。

 

バーエンドのネジは、振動によって外れてしまうのを防ぐために、ネジ止め剤で留められているそうです。そのため、普通のドライバーで外そうとするとネジをなめてしまうことも多いらしく、インパクトドライバーを使うことが勧められています。

 

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インパクトドライバーというのは、ドライバーをたたいた衝撃が回転の力に変わる構造になっていて、常にネジを押し付けながら締めたり緩めたりすることのできるドライバーです。

 

ちなみに、電動インパクトドライバーというのもあり、ドリルドライバーと外見はよく似ていますが、その構造やはたらきは大きく違ってきます。購入する際は、ご注意ください。

 

KAWASAKI社のバーエンドは特に接着剤の効果が強く、はずすのが面倒だという情報も入っており、慎重に進める必要があります。

 

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まずは左から始めました。

 

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見事成功!確かに、ネジ部分に赤い接着剤の跡があります。

 

機嫌よく右側のネジをはずしにかかります。

 

しかし...

 

なかなか回ってくれません。なかな...か...

 

...!

 

舐めてしまいました。

 

「ええい!だからなんだと言うのだ。」

 

漫画のキャラクターが言いそうなセリフを口にして、余裕の笑みを浮かべる店主。

 

なぜなら、購入したインパクトドライバーには、舐めてしまったネジをはずすツールもついているのです。さらに、Youtube動画で舐めてしまったネジをはずすことも学習済みです。

 

取り掛かること30分。

 

はい、舐めた穴がさらに大きく成長しました。

 

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ダメじゃん。もう手も足も出ません。これ以上傷口を広げる前に、近所のバイク屋さんへ持ち込むことにしました。

 

事情を説明したところ、整備士さんに言われたのは、ネジをはずそうとして途中で折れてしまう可能性もある。そうなるともう手の施しようがないということでした。

 

バーエンドがつかなくなると、かなり不格好です。店主の壮大な計画では、バーエンドから伸びたナックルガードを取り付けるはずでした。もうすでに購入もしています。

 

可能性があるのなら!

 

ということで、お願いしました。そして、さすがプロです。見事にはずしてもらえました。作業前に言われましたが、費用は4,000円。

 

ネジ一本に4,000円。た、高い!という話をネット上でいくつか見ましたが、店主の考えは違います。それだけの技術料ですから。

 

店主では手も足も出なかったネジを、プロの技術を駆使してはずしてもらったのです。それだけの価値はあります。接着剤をバーナーであぶるという技をネットで見ましたが、こちらの方は、はんだごてで熱を加えたそうです。なるほど!バーナーだとたいそうですが、はんだごてなら店主も持っていました。さらにネジの頭を切り取り、ナットをつけてはずしてくれました。おそらく、溶剤も使ったのでしょうか。どちらにしろ、店主の手には負えない状態でした。

 

KAWASAKIさん、もう少しはずしやすいネジ留め剤を使ってください。(基本はずれないためだから、強めの接着力なのでしょうが)

 

気持ちも軽くなり、家に戻ってグリップをはずします。

 

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 グリップとハンドル金属部分の間にパーツクリーナーを流し込むと、いとも簡単に取れました。あとは、残った接着剤を、パーツクリーナーをしみこませた布で根気よく擦り取りました。

 

 

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右側は、カッターナイフで切り裂いてはずしました。再利用する予定もなかったので。

 よく見なくても、カッターの跡がついてしまっています。しかし、グリップをつけると見えなくなるので、気にしないことにしました。

 

そして、壁の2がここです。

 

スロットルについていたツメの部分を削りました。純正グリップはこのツメの部分に引っかかるようにできているのですが、デイトナのグリップヒーターだと、このツメのために、グリップと集合スイッチの間に不格好な隙間ができてしまうのです。

 

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カッターで、割と気持ちよく削れます。丸くするのに少し時間がかかりますが、それほど苦労したという感はありませんでした。壁2とは、思っていただけで、実際の作業はわりとすんなりいきました。

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ハンドルグリップがなくなると、なんとも情けない姿になってしまいました。

 

DAYTONA ホットグリップ

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さて、グリップヒーターをどれにするか...
 
迷いました。
 
はじめは、デイトナのホットグリップ巻きタイプにしようと思っていたんです。
 
 
グリップヒーターを使わない時期は、はずそうと思っていたんです。ところが、電源を配線する手間を考えると、使わない時期とはいえはずすのは面倒という口コミを見て、面倒くさがりの 店主もそう思いました。また、思いのほかあたたかくならなかったという口コミも気になりました。他社のあまりに安いヒーターもすぐに壊れたという口コミが目につき、有名メーカーで且つ値段も手ごろなものとして、こちらの商品に決めました。口コミに、「現時点で最強のグリップヒーター。充分な温かさを得られる」とあったのが決め手になりました。というわけで、購入したのがこちら。
 
DAYTONA ホットグリップ ヘビーデューティ
 
 

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グリップヒーターの左側。
 ボンドは、はじめは家にあったG17を使おうかと思ったのですが、グリップヒーターの発熱を考えると熱に強いウルトラ多用途S・Uがいいという話を聞き、3,4年前に購入したものがまだ残っていたので、それを少しだけつけておきました。
 
 
説明書をみると、ワイヤリングといって、グリップの外側10~13mmのところに、ワイヤーを巻き付けてグリップが回るのを防止するそうです。たいそうだなあと思っていましたが、デイトナの説明動画を見てみると簡単でした。近所のホームセンターでいろんな色のワイヤーを扱っているので、ワンポイントにもなるかと思い、くすんだ赤を選んでみました。
 

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こちらは、グリップヒーターの右側です。左右どちらのグリップにも電熱線に電流を流すために、バッテリーから配線が伸びるわけですが、右側のグリップは特に注意が必要です。スロットルを開いたときに、ブレーキレバーに干渉しないようにしなければなりません。一応、店主はスロットルを全開にしたときに、ギリギリレバーに干渉しない位置にしておきました。といっても、普通に走っていてスロットルを全開にすることなんて、まずないんですけどね。もちろん、こちらもワイヤリングをしてあります。ちなみに、左右のグリップの内径は異なります。右側の方はスロットルがある分、内径が大きくなっています。そのため、左右つけ間違える恐れは、まずありません。
 
握った感じも標準グリップよりも若干太い感じですが、むしろ握りやすく思います。
 

 

デイトナの取り付け説明動画 

 

配線

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以前に作っておいたバッ直の使っていなかった+端子につなげました。これで、作った4つの端子全てが使われることになりましたが、そのうちの2つから、USB電源が2つ、シガーソケット電源が1つまだ使えます。いざとなれば、リレー端子を5分岐、6分岐するのもアリですね。いいのかな?そんなに電源とっちゃって。まあ、USB電源とシガーソケット電源を使っても、一緒のことなんですけど。

 

cafeandbarsabaidee.hatenablog.com 

グリップヒーターの+端子はリレーの+端子に、グリップヒーターの-端子はボディーアースにつないであります。

 

ナックルガード

 

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さて、グリップヒーターで手の内側のぬくもりを確保することができましたが、外側はまだ冷たいままです。電熱グローブを購入するという、もうグリップヒーターを取り付ける意味を根底から覆すような選択肢は却下します。

 

 

 ハンドルカバーを取り付けるアイディアも出してもらいました。ああ。あのママチャリにつける人が多い、アレですね。

 

アイディアを出してくれた方自身、大型バイクにつけているそうです。見た目はともかく、効果は抜群だと仰っていました。まさに、温室だよ、と。

 

そうですね。でも、見た目がダサ...万が一こけたとき、手がとっさに自由にならないというのは怖いですね。

 

「まあ、万が一のときは、何しても一緒だよ。」そうは仰いますが、体操経験者である店主。おそらく大脳よりも小脳の方がはるかに発達していると思われます。

 

例えば、ベトナムハノイの街を、レンタルサイクルで走っていた時のこと。突然、乗っていた自転車が倒れ、その倒れた自転車を目の前にして立ち尽くす店主。とっさには何が起きたのか、さっぱり分かりませんでした。と、すぐ目の前のバイクが急停車し、運転していたお姉さんが凍りついた表情でこちらを振り返っています。

 

やっと事情が理解できた店主。お姉さんのバイクの、おそらくハンドルが店主の自転車のハンドルにあたったのでしょう。自転車はバランスを崩して倒れ、そのバランスが崩れたのを感覚器が察知して、その情報を感覚神経を経て脊髄へ。脊髄から大脳へ情報を発信すると同時に運動神経を信号が伝わって、筋肉が動いてバランスを保った。大脳へ情報が伝わるよりも早く、店主は自転車を降りて立ち尽くしていたのでしょうね。店主の動きが早すぎたのか、脊髄から大脳へ情報が伝わるのが遅すぎたのか、分かりませんけど。店主が全く無事だというジェスチャーをすると、お姉さんはホッとしていました。

 

こんなことが起こった時、手がハンドルから放せないというのは、バランスを取るうえで致命的です。手が放せない!と慌てる時のことを考えただけでもゾッとします。

というわけで、ハンドルカバー案は却下されました。

 

そこで、風よけという目的でナックルガードを購入することにしました。

 

Felimoa ナックルガード バイク用 バイクパーツ LEDライト付き オートバイ 汎用 バーエンド貫通式

 

 

 

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 風よけが目的ですから、大きなものを購入することにしました。ネイキッドには似合わないでしょうけど、ビキニカウルをつけたので、まあこれもアリかな、と。そして、バーエンドから飛び出しているデザインが気に入りました。はっきり言って、車幅が増える分、店内に置くときにますます邪魔者扱いを受けるでしょうが。

 

そして、LEDライト付きというのにも魅かれてしまいました。ポジションランプが増えるのは、相手側からこちらを発見しやすいだろうから安全性が高まります。

 

正直に言います。店主の感覚でいうと、これダサいです。なにがって、LEDの光り方が許せません。黄色と青色に光るのですが、ポジションランプが青色、ウィンカーが黄色点滅だと思っていたんです。

 

実際は、ポジションランプが仄暗い黄色、ウィンカーが青色点滅でした。

 

なんで?

 

これじゃあ、かなり前に流行ってたイキったお兄ちゃんのバイクだよ。店主も10代の頃なら、うーん、他人とは違う俺のバイク、カッケー。って思ったことでしょう。しかし、いい歳をしてこれは、ないです。メーカーさん、なんでこんな配色にしちゃったんですか?

 

 さて、このナックルガードですが、バーエンドになっていて、ハンドルへの取り付けはM5のネジで取り付けました。ZRX2のハンドルは中空ではなかったようで、付いていた専用のネジは使いませんでした。こんなことなら、同じタイプで専用のネジのつかない、もう一つ安いものを購入すればよかった。LEDが白色という話だったし。

 

【注】実際購入したわけではないので、保証はできません。
 

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 M5のネジは、40mmの長さで、こんどは舐めないように6角レンチで締めるものをホームセンターで購入しました。

 

グリップヒーターのゴムグリップが長く、スロットルやハンドル部分に凹みができたり、ナックルガード側にも凹みがあるため、グリップヒーター側に22mm径のワッシャーを4,5枚、ナックルガード側に18mm径のワッシャーを2枚入れて凹みを解消しています。M5 40mmの長さのネジにも8mm径のワッシャーをつけて締めました。走行中もぐらつくことはありません。ただ、力強く動かすと、角度は変わります。勝手には変わりませんけど。

 

 

まとめ

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ZRX2 ver. Cray Fish

 

グリップヒーターの効果は、たいしたもの。

4段階の温度調節ができますが、冬物グローブをはめた状態で、Level2でも十分あたたかさを実感できます。昔なら100円玉で買えるぬくもりを感じることができます。思わず、夢見てるあの子の家の横をさよならつぶやき走り抜けてしまいたくなるほどです。

ナックルガードの風よけ効果も、それなりにあります。少なくとも冷たい風がぶつかってくることはありません。

 

11月でグリップヒーターを点けた状態で走っていますが、今のところ寒さは感じません。あとは、これからどんどん冷えていったときに、指先がどうなるかです。お客さんとも話していたのですが、そんな極寒の中でバイクを走らせようという気合が店主にあるとは思えませんが。

 

とりあえず、冬籠りライダーは脱することができそうです。

 

裏話

その1 自動クルージング機能

無事グリップヒーターを取り付けることに成功しました。スイッチを入れるとあたたかくなります。しかし、何か腑に落ちません。なんだろう?

 

あ!

 

スロットルを開き、その後手を放しても、スロットルが閉じません。開いたままになってしまっているのです。これって、手放し運転できますよね、きっと。高速道路なんかで、自動で走ってくれる自動車みたいですね。高級車みたいな機能が、思いがけずつきました!

 

なんて、喜んでいられません。手を放してもエンブレが利かずに走り続けたら、前の車に追突する恐れがあります。仮に、自分が減速するときはアクセルを手で戻すことを忘れなかったとしても、このバイクに慣れていない者が乗った時に、事故を起こしてしまう可能性だってあります。

 

調べてみると、どうやらグリップの内側部分が集合スイッチに干渉してしまっているようでした。ということは、グリップを少しだけ外側にずらしてやる必要があります。ボンドを剥がさなければならないでしょうから、ちょっと面倒に感じていました。

 

さて、グリップの位置を調整しようと、まずはナックルガードをはずしてみたところ、スロットルは自由に動きます。開いて手を離すと、軽やかに戻るスロットル。

あれ?ということは、ナックルガードの締め付けがきつくて集合スイッチに干渉していただけなんですね。ということで、グリップの中に入れているワッシャーをもう1枚増やしただけで、あっさり解決しました。

 

 

その2 クーラント

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グリップヒーターの配線をするにあたり、今回はサイドカバーもはずしてみました。そこで判明した驚きの事実!

 

左側にあるクーラントリザーブ液がなくなっていました。9月に行ったツーリング先で急にエンジンが止まったんですが、あれって、クーラントがなくなっていて、エンジンがオーバーヒートを起こしていたのでしょうか。

 

調べてみると、ZRX2のクーラントは2.7Lらしいです。バイクショップで2Lの液を2つ購入し、入れてみようとしたところ...

 

全くなくなっているわけではなく、Lowの下側になっているだけでした。よかった。最悪クーラント液が漏れていたら、その原因を突き止める必要がありましたから。

 

とりあえずちょっぴりつぎ足ししておきました。今後の様子を見て行こうと思います。

 

 

 

 

 

 

愛車ZRX2のカスタム記録

cafeandbarsabaidee.hatenablog.com

 
 
 
 

 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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