Cafe & Bar ສະບາຍດີ 店主のZRX2日記

愛車ZRX2についてあれこれ

これが、バッ直。圧倒的じゃないか...

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ສະບາຍດີ!(さばいでぃー!;ラオ語でこんにちは!)

 
車載のバッテリーから、電源を取り出すことにしました。
 

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目次

バッ直とは

バッ直の目的

バッ直の前に

リレーの仕組み

4分岐端子の作成

ACC電源をヒューズから取り出す

ボディーアース

バッ直の配線

まとめ

裏話

 

バッ直とは

バッ直とは、バッテリーから直接電源をとることをいいます。今回、ドライブレコーダーとUSB電源&シガーソケットのそれぞれの電源を、バッテリーから直接取ることにしました。

 

バッ直の目的

あるバイク屋さんの話では、ドライブレコーダーの電源くらいなら、バッテリーから直接取らなくてもランプ系の電源から取り出しても大丈夫だとのことでした。しかし、今回つけるドライブレコーダーが2台であること、さらにUSB電源&シガーソケットもつなぐので、思い切ってバッ直をすることにしたのです。このUSB電源かシガーソケットからは、将来グリップヒーターの電源を取る可能性があります。ヒーターの電源くらいになると、バッ直が必要になるとのことでした。

 

バッ直の前に

バッテリーから直接電源を取ることで、安定した電流が流れるのがバッ直のメリットです。しかし、そのまま電源を取ったのでは、バイクのエンジンを切った後でも電流が流れ続け、結果バッテリー上がりという最悪の事態を招いてしまいます。

 

それを避けるために手動のスイッチをつけるという手があります。しかし、それではスイッチを切り忘れたら、やはりバッテリーが上がってしまいます。

 

そこで、キーをONにしたら電流が流れ、キーをOFFにしたら電流が切れるという自動的なスイッチが望まれます。それが、リレーと呼ばれるものです。

 

リレーの仕組み

リレーを考えた人を尊敬します。実に簡単な仕組みでこの自動スイッチができているのですから。

 

ドライブレコーダーに電流を流す、切るのスイッチを、電磁石で動かすのです。その電磁石を作る電流は、キーをONにしたときに流れる電流です。

 

例えば、店主はテールランプからリレーの電流を流しています。

流れは次のようになります。

 

キーをON

バッテリーからテールランプに電流が流れる。

テールランプの電流が分岐してリレーに流れる。

リレーの電磁石がはたらき、スイッチをONにする。

ドライブレコーダーに電流が流れ、録画が開始される。

 

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これを、キーをONにした店主からするとこんな感じです。

キーをON

バッテリーからリレーに電流が流れる。

リレーの電磁石がはたらき、スイッチをONにする。

ドライブレコーダーに電流が流れ、録画が開始される。

 

 

キーをOFF

バッテリーの電流がテールランプに流れなくなる。

テールランプから分岐していた電流もリレーに流れなくなる。

リレーの電磁石がはたらかなくなり、スイッチをOFFにする。

ドライブレコーダーに電流が流れなくなり、録画が終了する。

 

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これを、キーをOFFにした店主からするとこんな感じです。

キーをOFF

バッテリーの電流がリレーに流れなくなる。

リレーの電磁石がはたらかなくなり、スイッチをOFFにする。

ドライブレコーダーに電流が流れなくなり、録画が終了する。

 

キーをONにしないかぎり、つまりリレーに電流が流れないかぎりリレーのスイッチはOFFなので、バッテリー上がりのおそれがなくなるわけです。

 

 

4分岐端子の作成

それでは、リレーというスイッチを介してバッテリーから電源を取ることになるのですが、店主が電源を取りたい機器は3つ。2台のドライブレコーダーとUSB電源&シガーソケットです。ところが、肝心のリレーには、機器をつなぐ端子は1つしかありません。ないなら作ろうということで、4分岐端子を作成します。本当は3分岐で十分なのですが、将来の拡張性を考えて、1つ予備の分岐端子も作っておくことにしました。

 

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写真ではわかりにくいかもしれませんが、上に2本、下に2本分岐したリード線があります。右側の端子は、このリード線の太さで4本をまとめるにはエボシ端子のオスでは太さが足りないので、メスの受け口にまとめます。メスの、本来はリード線をおさめる部分を、オスのリード線をおさめる部分に入れます。これを、リレーの黄色いリード線とつなぎます。

 

ACC電源をヒューズから取り出す

まずはキーがOFFになっていることを確認します。

 

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 シートを外し、バッテリーを取り出します。

 

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店主はビビり...慎重なので、作業中のショートを防ぐためにバッテリーの-端子を外しました。

 

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次に、リレーのスイッチを作動させる、キーをONにすれば流れ、OFFにすれば流れない電流を取り出す回路を作ります。ACC(アクセサリー)電源と呼ばれ、キーのON / OFFと連動する機器から取り出せばよいのですが、店主はテールランプにしてみました。この時に便利なのが、テールランプのヒューズから電源を取りだすのに使うヒューズ電源です。これは、ヒューズボックス内のヒューズと取り換えるだけで、電源を分岐して取り出すことができるので非常に楽です。ただ、ヒューズボックスのふたがきっちりとは閉まらなくなってしまいます。店主は、ふたの片側だけをパチンとはめて使っています。シート下なので、防水対策はそこまで気にしなくてもいいかなと思っています。ご自身のご判断でお願いします。

ZRX2のヒューズは平型ヒューズです。サイズのお間違えのないようにご注意ください。

 

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※ヒューズ電源には向きがあるそうです。 

※もちろん、ヒューズボックスから取り出さなくても、配線の途中を分岐して電源を取りだすこともできます。 

 

ボディーアース

次に、リレーの-端子をバッテリーの-極につなぎます。ここで、ボディーアースという考えが登場します。バイクの金属フレームがバッテリーの-極につながっているため、金属フレームにリレーの-端子をつなぐだけでいいのです。

 

電流の流れ

バッテリーのブラス極

リレーの+端子

リレーの-端子

バイクの金属フレーム

バッテリーの-極

 

つまり、金属フレームがリード線の役割を果たすわけです。ボディーアースのおかげで、リレーからバッテリーの-極まで配線を延ばす必要がなくなります。近くの金属フレーム、ひいては、金属フレームに接しているネジにつないでやれば、配線は完了します。

 

※すべてのネジが金属フレームに接しているわけではなく、ネジに塗装がされていても絶縁されてしまうため、検電テスターで確認することをお勧めします。

 

ボディアースは感電しないのか

金属フレームがリード線の役割を果たしているのなら、絶縁されていない金属フレームを触ってもなぜ感電しないのか。店主も感電が心配になったので、調べてみました。感電しないのは、金属に比べると人間の体には、はるかに電流が流れにくいからです。12V程度の電圧だと、人間の体が感じる電流の強さである5mAほども、体に電流が流れません。しかし、体の部位によっては抵抗の大きさが異なり、舌先だと1.5Vの電圧でもピリピリと感じるくらいの電流が流れます。また、ペースメーカーなどは非常に小さな電流でも影響を受けるので、不用意に電線に触れることは避けた方がいいです。

 

バッ直の配線

それでは、いよいよバッ直の配線を行います。

 

前述のヒューズ電源をテールランプのヒューズと取り換えました。

続いて、リレーの-端子を近くのネジにつなぎます。(ボディーアース)

バッテリーの+極にヒューズをつなぎ、さらにリレーの+端子につなぎます。

 

 

最後に、バッテリーの-端子を取り付けます。

 

これで、キーのON / OFFと連動するバッ直の出来上がりです。

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まとめ

バッテリーから直接電源を取るバッ直は、安定した電流を取ることができる。

バッテリー上がりを防ぐためのキーON / OFF連動スイッチ、それがリレー。

-端子は、バッテリーの-極まで配線する必要なし。近くのネジにとめてしまうボディーアース。

作業の前に、ショートを避けるために、バッテリーの-端子を外しておこう。最後につけ忘れのないように!

 

裏話

こうして書くとさらりと作業を終えた店主に思えますが、実は2つほど失敗をしています。みなさんが作業を進めるうえで参考になればと思い、恥ずかしい失敗をさらします。

 

キーをOFFにしていたつもりが、実はONの状態だった。

バッテリーの-端子を外したときに、電極から火花が散りました。え?キーOFFなのに、なんで?と思ってよく見てみると、キーONの状態でした。

 

ヒューズ電源をACCヒューズに刺してみたら

確認のためにキーOFFを確認して、-端子を取り付けた瞬間にリレーが作動。あれ?これじゃあ、キーON / OFFと連動しません。あとで気づいたのですが、もしかするとヒューズ電源の向きを間違えていたのかもしれません。とりあえずテールランプのヒューズに刺してみたらうまく作動したので、そのまま使っています。

 
 
 
 
 

愛車ZRX2のカスタム記録

cafeandbarsabaidee.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
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