Cafe & Bar ສະບາຍດີ 店主のZRX2日記

愛車ZRX2についてあれこれ

ZRX2のバッテリーを交換してみた。

ສະບາຍດີ!(さばいでぃー!;ラオ語でこんにちは!)

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好調に乗り続けてきているZRX2ですが、先日2か月ぶりにエンジンをかけようとしてかからず。押し掛けするも、失敗。バッテリーが上がってしまいました。やれやれです。

 

目次

バッテリー選び

メーカー選び

バッテリー交換 

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まとめ

 

バッテリー選び

 バイクのバッテリーは、従来の鉛電池に加え、リチウムバッテリーという選択肢が広がりました。弊店の常連さまもリチウムバッテリーに交換されたと言います。2つの違いは、電極に鉛を使うのが鉛電池。正負の電極の間をリチウムイオンが移動するのがリチウムバッテリー。どうでもいいけど、漢字表記かカタカナ表記かどちらかに統一したいですね。でも、鉛電池をLead Battery (リードバッテリー)と言い換えたところでなじみがないし、リチウムバッテリーを利丟謨電池と書いてもますます分からない。

 

鉛電池

鉛電池にはさらに2つのタイプに分かれます。

≪開放型≫

バッテリーの蓋が開放できるから開放型だそうです。電解質が減るため、定期的に精製水を補充する必要があります。学生時代友達がFZR250Rのバッテリーに実験室の精製水を注入していたのを見ましたが、ということは開放型バッテリーだったのでしょう。

 ≪MF(メンテナンスフリー)型≫

その名の通り、精製水の補充を必要としない密閉型のバッテリーです。店主が乗ってきたバイク(といっても2台だけですが)は、このMF型です。だって、精製水を補充した覚えありませんもの。ZRX2に使われているバッテリーは、間違いなくこのMF型です。

 

リチウムバッテリー

1990年代になって商品化された比較的新しいバッテリーで、そのメリットは鉛電池に比べると大変軽いこと、自然放電をあまりしないので、半年以上充電しなくてもエンジンをかけることができること、バッテリーの寿命が長いことなどが挙げられます。逆にデメリットとしては、大変高価であること、エンジンをかける時に寒いときは少し手間がかかることなどが挙げられます。

 

で、調べてみたのですが、リチウムバッテリーとなると軽く1万円を超え、ものによっては2万円弱。対して鉛電池は、3千円~5千円ほどで買えるとのことでした。リチウムバッテリーの軽さにはかなり魅かれたのですが、よくよく考えたら店主小柄だしダイエットにも成功して体重も学生時代とそれほど変わらないくらいなので、バッテリーを軽量化しなくてもライダーが軽量化されているからもういいか、という結論に至りました。

メーカー選び

というわけで鉛電池を選択したのですが、ここからさらにメーカー選びに入ります。ネットでざっと調べるといろいろなメーカーからZRX400に対応するバッテリーが販売されています。

 

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このバッテリーに記載されているFTX9-BSというのは、

FTXは、古川電池株式会社のオートバイ用バッテリーFTシリーズを表します。

9は、電池容量を示すAh(アンペアアワー)を表します。古川電池の公式HPで確認したところ、8Ah(10時間率)となっていますので、0.8Aを10時間流せる容量があるということを意味します。バッテリーのボディーには、でかでかと8.4Ahと書いてありますね。しかも20時間率。ということは、0.42Aを20時間流せる容量があるということですね。ちなみに135CCAのCCAとはCold Cranking Ampereの略で、低温始動電流を意味します。アメリカ(SAE規格)のバッテリー規格で、この値を調べることによってバッテリーの寿命を見ることができます。

Bは、端子形状を表します。ポール部分が小ポールのB型と大ポールのD型があります。

Sは、スーパーシールドMFパーフェクターの頭文字を表し、MFのバッテリーであることが分かります。

 

ということで、ZRX2のバッテリーとしては、9-BSの表記がされているものを選べば間違いないようです。

 

GS YUASAのバッテリーが有名で信頼も厚いようですが、いかんせん価格が上がります。1万円近くしてしまい、もう少し頑張ればリチウムバッテリーが買えそうです。

 

そこでもう少し調べてみると、TAIWAN YUASAというメーカーを見つけました。価格も4千円弱と、かなりリーズナブル。調べてみると、TAIWAN YUASAとGS YUASAは技術提携で関係しているようで、1964年にYUASA BATYERY Co. Ltd,.の技術提携によって設立されたAsia Battery Co. Ltd,.が、YUASA BATYERY Co. Ltd,.との合同出資によって1966年に設立したのがTAIWAN YUASAとありました。かつては品質管理をYUASA BATYERY Co. Ltd,.がしていたこともあり、品質の高さには定評があるようです。ただ、GS YUASAのバッテリーに比べるとその品質は個体差があるらしく、いわゆるハズレを引いてしまうこともあるとか。本当かな。店主はコストパフォーマンスを重視して、TAIWAN YUASAに決めました。

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YTX9-BS
YTXが、TAIWAN YUASAを表します。

  

 
さらにAmazonでしらべたところ、Amazonから販売されているこちらのバッテリーはすでに充電済みのもので、購入後自分で充電しなければならない手間が省けます。そもそも店主、バイク用のバッテリーの充電器持っていませんし。充電器もMF用の充電器を使わなければならないそうです。
 

バッテリー交換

 それでは、いよいよバッテリー交換です。作業はいたって単純です。バッテリー端子を外し、付け替えるだけですから。

 

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まずは、バイクの電源がOFFになっていることを確認します。なんといっても一度バッテリーのマイナス端子を外そうとして一瞬火花を散らせた前科がありますからね。メインキーをOFFにしていたと思い込んでいて、実はONになっていたというマヌケぶり...

 

今回はきちんと確認しました。まずはマイナス端子を外します。

 

で、ここでなぜマイナス端子から外すかというと...

 

調べてみたのですが、どうもすっきりしない。店主の理解ではこうです。

 

電流はプラス端子からマイナス端子へ向かって流れます。しかし、電流の正体である自由電子は、マイナス端子からプラス端子へ向かって移動します。中学校の理科でもそう習います。なんでこんなややこしいことになったかというと、電流の正体である自由電子の存在を突き詰めた時に、電流はプラス端子からマイナス端子へ流れるということはすでに世界の常識になっていたからです。いまさらマイナスからプラスへ流れてました、なんてことを言うと混乱が生じます。そこで苦肉の策として、電流はこれまで通りプラス端子からマイナス端子へと流れるが、その正体の自由電子は実は、マイナス端子からプラス端子へと移動しているんだということになりました。

 

ということはですよ。マイナス端子を先に外してしまえば、バッテリーから自由電子が移動することはない。つまりどう頑張っても電流が流れることはないのです。逆にプラス端子を先に外したとしましょう。バッテリーのマイナス端子はまだバイクの部品とつながっています。ということは、バイクの部品に電流を流しやすいものが触れれば、バッテリーのマイナス端子からそこへ自由電子が移動することもあり得ます。つまり電流が流れて感電する恐れがあります。

 

感電の恐れを失くすために、自由電子が移動するマイナス端子を先に外してしまう。店主はそう理解していますが、どうなんでしょう。

 

ドライバーでネジを外して新しいバッテリーと交換です。実に簡単です。

 

さて、新しいバッテリーに端子をつなぎますが、今度はプラス端子からです。当たり前ですよね。バッテリーのマイナス端子から自由電子が移動するのを防ぎます。

 

あれ?

 

あれれ?

 

プラス端子をネジで締めるのですが、締まりません。なぜ?

 

と、バッテリーが入っていた箱を見てみると、属部品が出てきました。

 

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 赤丸で示しているのが、出てきた金属部品。ナットが入っていました。青丸で示した端子部分にこのナットを入れて、上からねじで締めるのです。

 

というわけで、無事バッテリー交換が終わりました。

 

MOVIE

 日付が29th Jun 2019になっていますが、29th Jul 2019の間違いです。とほほ。
 

まとめ

 バイクのバッテリー選びは鉛電池とリチウムバッテリーの2択から始まる。

バイクの車種に合ったバッテリーを選ぼう。

古いバッテリーの端子を外すのは、マイナスから。新しいバッテリーの端子を取り付けるのは、プラスから。

新しいバッテリーには、ナットを取り付けるのをお忘れなく。

作業自体はけっこう簡単です。

 

 

 

 

 

愛車ZRX2のカスタム記録

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