夏の暑さ対策 水冷服を作ってみた 試作壱号機
ສະບາຍດີ!(さばいでぃー!;ラオ語でこんにちは!)
できるかぎり明け方出発、午前中には帰宅するという早朝ツーリングを敢行している店主ですが、時に街中の渋滞につかまってしまうこともあります。それが昼になると、あの灼熱の地獄。思い出しただけで、ぐったりしますよね。
さらに、今年はプロテクターも新調しました。インナープロテクターを着た上にジャケットを着こんだ状態で、バイクを出すだけでも汗をかきそうです。
そこで2年前に見つけた、水冷服を自作してみることにしました。
目次
水冷服とは
服にチューブを縫い付け、そのチューブ内を冷水が循環することによって身体を冷やすという、開発者天才ィィィィイイイイ!!!!な服のことである。
どうやら元は、2014年に発売された宇宙航空研究開発機構(JAXA)が販売した水冷式冷却ベストが発端のようです。
当時のお値段は6万円。現在は楽天やAmazonで10万円前後で売られています。
それを自作した人の動画を見たのが、2年前。1万円ほどで制作されていました。
用意するもの
タンク
※保冷機能の高いと評されるTHURMOSを選びました。口の広いスープジャータイプにし、容量もある程度大きなものとして、500mlを選びました。
シリコンチューブ
※ポンプとのつなぎなどに内径4mm以外に内径6mmと内径8mmも用意しました。
異径ジョイント
※ポンプの口径とシリコンチューブの口径が異なるところには、異径ジョイントを使います。内径ピッタリだと少し心もとない感じがします。例えば、内径6mmのシリコンチューブは、異径ジョイントの8mmのものにきっちりハマり、取れる心配がありません。入れるのに、ほんの少し苦労しましたが。内径4mmの方は、そのまま使いました。こちらはピッタリですが、心もとない感じはしません。あらかじめ、いくつか系の異なるチューブ、ジョイントをそろえておいた方が、後々困らないかもしれません。
ポンプ
※元はエーハイムの水中ポンプを使う予定が、故障のために急遽取り寄せ
エーハイムのポンプは100Vのコンセントで使う交流電圧だったので、わざわざ100V交流電圧出力のあるモバイルバッテリーまで購入したのに。
レビューを読んでいると、5V USB型よりも12V型の方がパワーがあるということだったので、こちらにしました。
5V→12V昇圧機
DC5VのUSBポンプだとパワー不足で、DC12Vのポンプの方がいいということが、さまざまなポンプのレビューを読んでみて分かりました。電源は携帯に便利なモバイルバッテリーを使うので、USBの5Vを12Vに昇圧するブースターを使います。
モバイルバッテリー
※元々持っていたモバイルバッテリーを使いまいした。注意しなければならないのは、5V→12V昇圧機が2Aの電流を確保していないと動作しないとのことです。2Aを出力するバッテリーを選びましょう。
スイッチ
※無駄にカッコいいものを求めて、これにたどり着きました。
ダブルタップ
※服とポンプ&タンク部を分けることにより、着替えやすくなると思いました。ガンダムAパーツBパーツに感化されたわけではありません。でも男の子って、合体モノとか変形モノに弱いんですよねえ。バルキリーなんて、ガウォーク形態要らないじゃん。でも、捨てられない。
苦労した点
一番苦労した点は、シリコンチューブをインナーシャツに縫い付けることです。これがなかなか進まないうえに、何か所も縫い付けなくてはいけない。チューブが通る場所がダブってしまっている場所があるので、もう少し減らしてもよかったかな。脇の下も通るようにしたけど、運転しているときって意外と脇の間に空間ができるので、そこが冷やされているという感覚はないです。がっかり。
MOVIE
課題点
水中ポンプを使ったのですが、ポンプって稼働していくうちに発熱しますよね。あれ?氷を融かすのに一役買っちゃってる?
ということで、ポンプを水中から水の外へと出すことにします。水の外でも稼働するポンプを探さなくては。
まとめ
夏のツーリング時に感じる灼熱地獄。それをなんとかクリアしようと水冷服を作ってみました。
かなり効きます!
まるで、氷枕を背中、腕に押し当てられたみたい。
今後の課題は、タンクの氷がどれだけ持つのか。実用性を高めたいと思います。
試作弐号機につづく。
愛車ZRX2のカスタム記録
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